先日、神戸ポートピアホテルのイベントで行われた「林真理子 講演会 2018」に行ってきました。
サブタイトルが「激動の時代を生きた女性たち」。ふむふむ。それは一つじっくり聞いてみたい。と楽しみにしていました。
イベントは、当初ポートピアホテルの大輪田の間で行われる予定でしたが、行ってみると予定を超えるお申し込みがあったとの事で、急遽 会場が変更。ポートピアホールでの公演となりました。
わたくしが記憶するに、ずっとずっと昔に会社の後援会のようなものがあった時、どこの会場で開くかという会議の時にまず何人呼ぶか?という話になり、支社長なる方が、「みんな200人、300人の経験はあるだろうが、一度1000人を経験してみなさい。この1000人を経験することで気持ちは随分成長するものだ」とおっしゃったんです。
それで会場となったのがポートピアホテルの大輪田の間。そこが狭くてポートピアホールに変更になった林真理子さんの講演、いったい最終的に何人のお客様だったのか?といやーやっぱり今を生きる作家さんは人が呼べるんだな。と思った次第です。
ところでサブタイトルの「激動の時代を生きた女性たち」でございますが、わたくし林真理子さんの超ファンという訳では無いのですが、ややファンではございます。普段から林さんが出されている小説などは読んでおりますが、分厚いものや時代背景のあるものは、林真理子さんに限らず、あまり読んでいなかったんですね。
講演会の前のランチで間宮が、「林真理子さんと言えば、今は西郷どんだよね。今日はそれにからむ話かな?」と言うではありませんか!
それ、早く言ってよぉ~!
わたくし、普段から仕事しか頭に無くて 林真理子さん講演会がある今朝の今朝まで林真理子さんについて考えることなく出かける前まで仕事をしていた人間です。
西郷どんの本も手にしていないが上に、テレビも見ていない。お話が読めるのかしら?とだんだん不安になって来ました。
再度、タイトルを見直しました。「激動の時代を生きた女性たち」。
皆さん、激動の時代と言われたら、西郷どんの時代だとピンと来ますか?
来るんでしょうねぇ、「今」ですから。流行っていますから。
ところがわたくし今現在西郷どんがテレビでされていて、日本人ならほとんどが知るところとなっているそれさえも、頭に無かったので
激動の時代?
激動の時代と言えば、「世の中が大きく変動する時期」ではありませんか!
それは、15世紀も、16世紀も17世紀も18世紀もあった!と思っているんですね。しかも、ヨーロッパで。ロシアを含む。
なので、わぁいつの時代のお話が聞けるのかしら?とそれはもう、帰りは本屋さんに直行だなぁ。なんて思って楽しみにしていました。
一緒に行った間宮には、「感が悪すぎる」と言われる始末。
「林真理子さん、講演、2018年 この3つの言葉を聞いて連想するものは小学生でも西郷どんの話じゃないだろうか?と察しが付くものよ。」と言われ、相変わらずの世間知らずを突き付けられた訳です。
そんな訳で、その時代の激動を知らないままお聞きした講演会は、そんなわたくしにもわかりやすく楽しくお話をして下さったものの、やはりテレビぐらいは見ていたらもう少し楽しめたのでは無いかと思って帰って来ました。
講演をされる方にはされる方の準備があるのは当たり前でしょうが、講演を聞きに行くこちら側にも十分な準備がなければ、楽しさ半減になると感じた1日です。
最後にどうでも良い事ですが、林真理子さんのいでたちは、紺のブレザーに白いスカート。この白いスカートは、ヒダが一部に施されたアシンメトリーなデザイン。もしかしたらコムデギャルソンの服かしら?
葉月硝子